みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和4年1月5日水曜日です。
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2年ぶりに優雅に一蹴。世界遺産である下鴨神社で、平安時代の貴族の遊びを伝える新春恒例の「蹴鞠初め」が行われた記事が載ってました。袴や烏帽子姿で鞠を蹴り上げるのは難しいと思いますが楽しく蹴り上げているのがホッとするひと時ですね。
さて、話は変わって今週は心技体について見ていきたいと思います。
心技体の意味とは、「心」「技」「体」、それぞれの要素が満たされた状態とその理想形を指す言葉で大和魂や日本古来から伝わる武道にゆかりのある言葉です。心技体を鍛錬していくことで、日本人が古来から大切にしてきた精神を尊重し、仕事でも学問でもその真価を発揮できると言われています。ではそれぞれの意味について見ていきましょう。
心技体の「心」が表す意味には、芯がある強いマインドが含まれます。まず心技体の心の基本は強い心です。強い心が前提になければ技も体も成立しないという考え方です。心の強さは思いの強さに置き換えることができます。正義感の強さや責任感の強さというものに置き換えるとより分かりやすいのではないでしょうか。
心が強い人は周囲からリスペクトを受けます。そのため、心が強いかどうかは周りに慕われている人かどうかで判断することもできます。ただし孤高を極めていて心が強い人もいますので、その場合は責任感や正義感の強さに置き換えてみてください。
心技体の「心」が表す意味の2つ目には、他人を思いやる心が含まれます。心が強いだけの人は基本的に技も体も本当の意味で強くなれません。自分だけがその強さを発揮するような状況ではなく、人のためにその心の強さを発揮できる人が、真に心の強さを持っている人であり、そういう人は技も体も極めることができます。
そもそも他人をいたわる余裕がない人が、本当に強い心を持つことはできないでしょう。そのため、強い心に必要な要件として、他人を思いやる心も重要視されています。
心技体の「心」が表す意味の3つ目には、自己犠牲の精神も含まれます。これは思いやりの心をさらに昇華させたものであり、人のために自分の身や心を削ろうとする心です。自分が犠牲になっても人の幸せを願う人には、強い心が宿っています。そもそも自己犠牲は自分が強くなければ果たせるものではありません。
そのため、自己犠牲の精神を持っているような人は究極の技と体も極めることができる、大変強い心の持ち主だと言えます。最終的に「心」においては自己犠牲の精神を目指すことになります。そして、自分自身の心の強さも併せて極めていくことで、心技体を兼ね備えた人間になれるというわけです。