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とにかく差がつく状況が苦手 今の若い世代は・・・  人事見直し倶楽部通信  №4482

time 2022/06/03

とにかく差がつく状況が苦手 今の若い世代は・・・  人事見直し倶楽部通信  №4482

みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和4年6月3日金曜日です。

#目標管理 #1on1面接 #人事制度設計 #エンゲージメント #ピープルマネジメント

凄い!全仏オープン混合ダブルスで柴原瑛菜、コールホフ組が優勝したというニュースです。

この種目の日本勢の優勝は平木理化さん以来25年ぶりだそうです。四半世紀ぶりですよ。

 

さて、

最近、「成功した人もしない人も平等にしてほしい」と要求する若者が増えているらしい、と聞いたらあなたはどう思いますか?

ある大学の教授がとったデータが興味ありありです。

たとえば、生徒が巨大なホール型ティラミスを買ってきて、それを11人でシェアするときのこと・・・・そこでこんな状況が・・・誰も切り分けようとはしないらしい、嫌々切り分け係になった人は、いかにしてきっちり11等分するかで四苦八苦するそうだ。

教授いわく「いい子症候群」というフレーズがぴったりくるという。

とにかく差がつく状況が苦手であるということ。特に過敏に反応するのが「自分だけが何らかの利益を得る」状態だそうだ。

教授が考えられたクイズがあった。それは今から挙げる4つの選択肢のうち、あなたはどれが最も公正な分配だと思いますか?・・・である。

一つ目は「平等分配」二つ目は、「必要性分配」、三つ目が「実績に応じた分配」で、最後が「努力に応じた分配」であった。実際のデータが下記のとおりだったそうです。

① 平等分配:男性5.2%、女性7.5%

② 必要性分配:男性9.8%、女性9.1%

③ 実績に応じた分配:男性30.4%、女性16.6%

④ 努力に応じた分配:男性51.2%、 女性62.2%

皆さんの意見もいろいろあるでしょうが、やはり努力に応じた分配でしょうね。

ところが今の若い人たちの結果はこうである。

① 平等分配:男性49.0%、女性53.2%

② 必要性分配:男性5.9%、 女性5.5%

③ 実績に応じた分配:男性19.6%、女性16.5%

④ 努力に応じた分配:男性25.5%、女性24.8%

なんと平等分配が過半数もあるではないですか・・・・

いい子症候群の特徴である「とにかく差がつく状況が苦手」とは、言い換えれば究極の横並び主義であり、それが顕在化した象徴形が完全一律な平等分配なのだ。と教授が述べられていた。

多様性だと一概には言えないとは思うが、若い世代の価値観を勉強しないといけないなぁと40代以上の管理職は思うのではないだろうか・・・・・

 

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