コンサル下ちゃんの人事気象台

庶民派コンサル「下ちゃん」の一期一会ブログ

黒部ダムに夏を告げる放水・・・  人事見直し倶楽部通信  №4871

time 2023/06/27

黒部ダムに夏を告げる放水・・・  人事見直し倶楽部通信  №4871

みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和5年6月27日火曜日です。

#目標管理 #1on1面接 #人事制度設計 #組織診断 #リカレント教育 #面談力

https://www.mpejinji-club.jp/424 https://www.mpejinji-club.jp/jinji

富山県にある黒部ダムで観光放水が始まったというニュース。

夏を告げる七色の虹が見えるというからスケールが大きい。1963年の完成から今年で60年を迎えるという。この観光放水は黒部渓谷の景観維持を目的に、毎年行われているという。間近で見ると迫力が凄いのだろう。

 

さて、4月から新社会人として仕事に励んでいる新入社員もはや3か月経過しようとしています。そこで今回は、フォローアップ研修について見ていきたいと思います。

フォローアップ研修は、研修で学んだ内容を振りかえったり、実際の業務で生かせているかどうかを確認したりする研修です。研修をおこなっただけでは、社員が学んだことを業務で実践できているかどうかわかりません。また、日々の業務をこなしていくうちに、新たな課題や悩みが見つかる場合もあるでしょう。フォローアップ研修は、研修内容を振りかえるだけでなく、社員の疑問や課題を解決するきっかけにもなります。

入社して3か月~1年も経つと、仕事にも慣れ、徐々にさまざまな業務を任されるようになります。入社から時間が経つにつれて、良くも悪くも緊張感が薄れていくこともあるでしょう。新入社員研修で学んだことも、普段あまり使わないスキルや知識であれば時間の経過とともに忘れていきます。そのタイミングでフォローアップ研修をおこなえば、適度な緊張感を取りもどしたり、学んだことを思い出して自分の中に落とし込んだり、といったことが期待できます。

 

ではどのような効果が期待できるのでしょうか?

まずは知識が定着しているかどうか確認できるということです。

新入社員向けフォローアップ研修をおこなうことで、新入社員研修で学んだ内容を振りかえることができます。振りかえることで、学んだ知識やスキルを実際の業務に生かせているか、自分の中に定着しているかどうかを確認できます。実践できていることがわかればモチベーションアップに繋がりますし、実践できていないようであれば原因を突き止め、改善策を考える機会になるでしょう。

新入社員向けフォローアップ研修の結果、多くの新入社員が学んだ内容を実務に生かせていないことがわかれば、新入社員研修の内容が適切でなかった可能性も考えられます。新入社員向けフォローアップ研修は、新入社員研修の内容が新入社員に合っていたかどうかを確認できる機会にもなり、人事担当者にとっても非常に重要になってくるのです。

次に、早期離職防止に繋がることです。

厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(2019年3月卒業者の状況)」によると、新規大卒就職者の3年目までの離職率は31.5%となっています。離職の原因の一つとして、適切なフォローがおこなわれなかったことも考えられます。

 

新入社員向けフォローアップ研修をおこなえば、新入社員の不安や疑問を解消でき、結果として離職率を下げることも期待できるでしょう。大手人材広告企業の調べによると、入社予定者1人あたりの採用費平均は広告費、説明会やインターンシップなどの実施費用を考えると、あくまでも目安ではありますが約29.4万円かかっているそうです。離職者が減れば、その分採用コストを抑えられるのです。何とか離職者を出さないように育成していくことが人手不足と言われている昨今の課題をクリアにできるのではないだろうか。

 

MPE 経営人事教育システム

最近のコメント