みなさんこんにちは。下ちゃんです。人財は採用⇒定着⇒教育にあり!!
部下に仕事を任せることができない上司の心理について見ていきましょう~
仕事をうまく任せられない人には、プレーヤー時代に華々しい活躍をしてきた人が多いという特徴があります。
プレーヤーとしてバリバリ実務をこなしてきた人は、たいていの仕事は自分でしてきたので、人に仕事を任せるということに慣れていません。
こういう「任せられない上司」は、「仕事を教えている時間がもったいない」「自分でやったほうが早い」などと思うのでしょうが、それではいつまで経っても部下の動かし方は上達しません。リーダーとして、マネジャーとして成長できないということであり、今後の出世にも響いてくるでしょう。将来の自分のためにも、部下に仕事を任せるスキルを磨くしかないのです。
部下が自分よりもいい結果を出すのが怖い
責任感の有無はさておき、いまどきの若者たちには真面目で能力が高い人も多くいます。若くて有能な部下がいると、上司としては「自分が出し抜かれるのではないか」と不安や焦りを感じてしまうかもしれません。
部下の能力を見抜き、そういった感情を抱くのは、自身のプレーヤーとしての能力が長けているからこそともいえますが、優秀な人材を生かさないのはマネジャーとしては失格といわざるを得ません。
上司は、企業や部署の「全体の利益」を考える立場にいるのです。その部下の能力やノウハウがすぐれていると思うならば、積極的に活用することで部署の成果を向上させるべきでしょう。
「楽をしたい」と考えている
たしかに、人に任せると教えるのに時間がかかりますし、部下が失敗したときはフォローしなくてはなりません。自分が教えたのとは違う結果になるのは日常茶飯事ですし、それを注意したら不機嫌になる部下もいます。さらに、任せたぶんだけ上司の責任は重くなる。それを考えたら、一人でするほうが作業的にも精神的にも楽でいられるでしょう。
しかし、それでは組織が成り立たなくなります。
組織が20年後も30年後も、50年後も継続するには、仕事を誰かが受け継いでいくしかないのです。上司は仕事を次の世代に渡すのが役目。あなたもそうやって上司から仕事を引き継いだはずです。
上司から部下へとバトンタッチすることで、組織は続いていきます。仕事は自分のためだけにあるのではないのだと考えてください。
そもそも、楽をしたいのなら、それこそ人に任せるのが「最大の楽」につながります。苦労するのは、ほんの一時だけ。いま、部下に任せることで、将来の「自分の時間」を手に入れられるのです。