みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和5年7月23日日曜日です。
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世間では夏休みに入りましたね。この夏休みは旅行を楽しもうとする人が増えていると言われています。そのような中、生命保険会社がネットを通じて、夏休みに使う平均金額は?という問いに対し、前年比4036円増の7万2668円で2年連続増えたとのこと。コロナが2類から5類に引き下げられ初めての夏休み、まだまだ気を抜けないですが、楽しめたらいいなぁ・・・と思います。
さて、
「社会人基礎力」というキーワードを聞かれたことあると思いますが、社会で活躍するために必要な力、といった抽象的な理解に留まっている方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。
社会人基礎力は具体的にどのような力のことを指し、なぜ必要とされているのかみていきたいと思います。
社会人基礎力とは、2006年に経済産業省が提唱した概念です。「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3つの能力が定義されています。3つの能力はさらに12の能力要素に細分化され、いずれも業界や職種を問わず働く人すべてに共通して求められる力といえます。
- 3つの能力と12の能力要素
・前に踏み出す力:「主体性」「働きかけ力」「実行力」
・考え抜く力:「課題発見力」「計画力」「創造力」
・チームで働く力:「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」
です。
さらに2018年には、「人生100年時代の社会人基礎力」が新たに定義されました。その背景には、世界で長寿化が進み、人が100年生きる「人生100年時代」の到来、AIなどの技術革新による「第四次産業革命」があります。「第四次産業革命」とは、第三次産業革命によるオートメーション化に続く技術革新を指し、これまでは人間にしかできないとされていた複雑な判断も機械に任せられるようになるといわれています。
長期化する人生を通じて自分にしかできないことを考える必要性が高まる社会で、社会人基礎力を発揮するために必要な視点が「人生100年時代の社会人基礎力」で新たに追加されたのです。具体的には、12の能力要素を発揮するために、自己を認識してリフレクション(振り返り)をしながら、以下3つの視点のバランスを考えることが必要とされました。
目的:自分が「どう活躍するか」を定める
学び:そのために「何を学ぶか」を考える
統合:実際に「どのように学ぶか」といった学ぶ方法の組み合わせを考える
学生時代で「学び」を終えるのではなく、社会人になってからも学び続けることの重要性が説かれています。
新入社員だけでなく中堅社員やベテランも含め、改めて社会人基礎力を学習するのもいいかもしれませんね。