みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和6年7月3日水曜日です。
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20年ぶりの新紙幣がいよいよ今日発行される。新旧切り替えの経済効果は1.6兆円に達するとの試算があり、一部企業への恩恵は大きいと言われる。
また、前回2004年のデフレ下と異なり、物価高が進む中での切り替えとなり、国内に眠る「タンス預金」がもしかしたら動きだすかも・・・という。
今後の動向に注視したいですね・・・・・
さて、
不確実で将来の予測が難しいVUCA時代において、企業は競合他社との差別化をおこない、独自の価値を出しながら事業を安定させていくことが求められています。しかし、優れた製品やサービス、技術といった一つの強みだけでは、世間の価値そのものが変化したときに、従来通りの優位性を保持し続けるのは難しいでしょう。
そこで大事なのが、組織全体が持つ強み・能力であるケイパビリティです。
価値そのものの変化といった外的要因に左右されづらく、他社からも模倣されにくいビジネスプロセスを持ちあわせることが、安定性の高い、持続可能な事業をおこなうために必要とされています。
ケイパビリティ(capability)は、「能力」「機能」といった意味を持つ言葉で、ビジネスにおいては、組織として保有する強みや能力を指します。
誤解されがちですが、自社の優れた製品やサービス、技術、設備、市場でのポジションといった個々の要素はケイパビリティではありません。
製品を生み出すための研究力や開発力、販売力なども含めた、組織全体における強みが、企業のケイパビリティといえます。
グローバル化が進み、これまでよりも国内外の多くの企業との競争にさらされやすくなっている現代、競争力を維持していくためにケイパビリティが注目されています。
ケイパビリティの具体例として、写真フィルムの生産販売において世界的なシェアを誇り、高度な技術や知的財産を有していた日本企業が挙げられます。1990年代にデジタルカメラが急速に普及したことにより、写真フィルムの需要が激減しました。しかし、同社はそれをきっかけに既存の技術を再利用して、液晶保護フィルムや化粧品といったまったく新しい分野に進出し成功を収めました。
このように、需要の変化を捉え、競争優位性を生み出せる製品を開発する開発力、また、そのベースとなる組織力は同社のケイパビリティといえるでしょう。