みなさんこんにちは。下ちゃんです。令和6年9月8日日曜日です。
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日本海の秋の味覚ベニズワイガニ・・・・そのベニズワイガニの漁が解禁となり、香美町で初セリが行われた。ジューシーな汁気と程よい甘さが人気のベニズワイガニは、近畿では香住漁港でしか水揚げされず、「香住ガニ」の名で知られている。
初セリではご祝儀相場もあって最高で1匹50万円の高値がついたそうです・・・・・
食べたい~
さて、
職場での良好な人間関係の構築を課題にしているところも少なからずあると思います。
そこにはアドラーの勇気づけを現場で取り入れているということから勇気づけについて見ていきたいと思います。
勇気づけに必要な理論には、5つあるといわれています。すなわち、(1)自己決定性、(2)目的論、(3)全体論、(4)認知論、(5)対人関係論です。
これらの理論を実践することで、「共同体感覚」を養成することができるといわれています。共同体感覚とは、職場や家族など複数の人が集まる場において、他者を思いやり協力するために行動することができる、他者への関心が高く貢献することができる、という意識と行動のことを指しています。相手を勇気づけるための思考、行動をとることで、共同体感覚がうまれ、良好な人間関係の構築につながると考えられているのです。
人の満足感に左右する考え方として、コップの半分に入っている水に対して「半分しか水がない」と思うか「半分も水がある」と思うかによって、捉え方が変わるとよく言われます。これは、上記のアドラー心理学でいうところの認知論にかかわり、「半分しか水がない」と「半分も水がある」と考えるのとで、その次の行動や意識に影響を与えるということにつながります。「半分も水がある」と考えてその状況を肯定的に捉えることで、自分自身を勇気づけることができ、それが他者との対人関係においても良い影響を与えていくとされています。
職場や家庭など、複数の人が集まる場において、私たちは相互に影響を与え合って、ある目的に向かって行動します。それぞれが共同体意識をもって行動できるようになるためには、お互いに「勇気づけ」を意識して声かけすることが肝要になります。その際、認知論でいう「人は主観的に物事を捉えている」ことから、自分以外の人は異なる考えや価値観をもっているという認識を備えることが重要です。では、それぞれが主観的に物事を捉える環境において、良好な人間関係を維持したまま、いかに自分の気持ちを伝えたらよいのでしょうか。
効果的な方法の一つとして、相手を否定することなく、自分の考えを伝えて共感を示したうえで新たな提案を伝える方法です。
たとえば、早く作成してほしい報告書があったのにまだ取り組んでいない部下に対して、どのように声かけをすればいいでしょうか。
よくあるパターンとしては、
「なぜやっていないんだ!」と言いたくなる感情に伴う行動です。これは相手を否定することにつながり、相手との関係を悪化させてしまう恐れがあります。ここでは、「この報告書は〇日に必要だから、確認や修正の日時を入れて二日前に仕上げてもらえるとうれしいな。もし他に抱えている作業があるようなら一緒に整理していこう。」などが考えられます。まずは自分の状況や気持ちを相手に伝え、共感を示したうえで、提案をする、といった方法がよいとされています。
このほかにも良好な人間関係を維持するための声かけの方法については、多様にあります。もちろん、自分自身の置かれた状況や環境によって、声かけの際のトーンや伝え方が左右されることもあります。たとえば、非常に忙しいときに相手のミスが続いている、疲労がたまって集中力を保てずにイライラしているときに何気ない相手の行動が気になってしまう、などです。
こういうときに、アドラーによる「勇気づけ」の心理学から、自分の置かれている状況を捉えてみるのも一つの方法です。人の心と身体はつながっている(全体論)、自分の行動は相手との関係に成り立っている(対人関係論)という考えをもちつつも、いかにして目的に向かってともに進めばよいか(共同体感覚)。
アドラーによる勇気づけ心理学から学ぶことで、自身と他者を勇気づけ、よりよい職場環境や人間関係の構築、維持につなげることができるといえます。